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ご報告。

こんにちは。2022年12月1日以来の投稿です。年度が替わりました。いよいよ2024年問題のスタートです。いろいろな不具合が出てもしっかりと対応していきます。変わらぬご協力よろしくお願いします。

さて、本日は皆様にご報告があります。弊社創業者で、私の父である井上 寛が1年2ヶ月前の2023年2月4日に90歳にて永眠いたしました。ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします。皆様へのこのブログ上でのご報告が大変遅くなったことお許しください。

2022年2月7日に、89歳で胃の全摘出手術に挑み見事生還してきました。ただその後は食が進まず、色々なことを試してはみたのですが、体重が15kgほど減り歩くのもままならない状態になりました。頭はしっかりしていたので毎日出社し、食事以外は変わらぬ日常でした。

2022年末から体調が少し悪くなり、年明けの1月5日より入院生活に入りました。一進一退の状態が続きましたが、2月4日に力尽きました。

私が入社して20年、ほぼ毎日顔を合わせ、横で一緒に仕事をしていた父の姿がないことを、1年2ヶ月たった今でもなかなか現実のものと思えず、誰かが階段を駆け上がってくる音を聞くと「おはよう!」て言って父がひょっこり部屋に入ってくるんじゃないかと思ってしまいます。

父の晩年は、車の免許証を返納したこともあり出社の時は送り迎えをしていました。そのため、人生の中でかつてないほど父との濃密な時間を過ごすことができました。私と父はバスケットボールという共通の言語があったので、たとえ意見の相違で言い合い(ののしりあい(笑))があっても、バスケットボールの話をすればすぐに普通に戻れていました。父からの頼みで、入社時にすべてを清算したはずのバスケットボールの指導を再開し、練習や試合に一緒に行ったこと、勝った帰りにコーヒーで乾杯したこと、遠征先までわざわざ来てくれたこと、全てが楽しかった思い出として心に残っています。本当に楽しかったなー!

仕事に関しては、入社5年目に社長を交代した後は、代表権も持たず、とやかく言わず、私のやりたいようにさせてくれ、困って相談した時だけ簡単なアドバイスをくれていました。私も、”でん”と後ろに控えていてくれるだけで、安心して仕事をすることができていました。

これからは、あらゆることを一人で決断していかなければなりません。もちろん社員の皆様の助けがなければやってはいけないのですが、最終責任は私にあります。背負っているものの大きさに押しつぶされそうになることもあるかと思いますが、父は34年間一人で背負ってきたのだから、まだ1年しか背負ってない私が泣き言なんか言ってる場合ではありません。激動のこの時代、何が起こるかわかりませんが、より一層気を引き締め、日々精進してまいりますので、父の時と同様に変わらぬご指導ご鞭撻をよろしくお願いします。

ようやく皆様にご報告できましたので、これからはたまりにたまった記事を書いていきたいと思います。お目通しいただけますと幸いです。

最後に、「父ちゃん、今までありがとう!息子はがんばるよ。姉ちゃんと二人で天国から見守っといてな。」